サイエンス社PRESENTS

数学科出身の若手編集者が選びました
 
“ 俺の推し本!”

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数学を愛してやまない若手編集者が選んだ

サイエンス社のイチオシ書目をご紹介します


月刊誌「数理科学」の編集担当より

「数理科学」の編集を担当しております.
大学院では数学を専攻し,
トポロジー(不動点定理周辺)に関する研究に邁進しておりました.
社会人となった今でも数学への関心は尽きることなく,
学生時代から変わらぬ情熱を燃やし続けております.
そんな私が,数学のいちファンとして独断と偏見で選んだ,弊社のおすすめ書目
(数理科学・SGCライブラリ・書籍)をご紹介させていただきます.
各書目にはコメントを添えておりますので,
ぜひ読者の皆様のご参考にしていただければ幸いです.

今後とも月刊誌「数理科学」をよろしくお願いいたします!
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   はっきり言って独断と偏見です!      

 
これが俺の推し本!

ぜひコメントとあわせてご参照下さいませ

数理科学2025年9月号
多彩な拡がりをもつ《層》の魅力
様々な数学概念の統一的理解に迫る

《層》は数学の様々な文脈で出てくる超重要概念です.私が層と初めて出会ったのは層係数コホモロジー(チェックコホモロジー)で,代数的な操作と幾何的な意味合いの対応がよくわからず,層とコホモロジーのダブルパンチに私は濃霧の中を彷徨う感覚でした.層の機能的な話がわかっても,「で,結局層ってなんなんだろう?」とフワフワした状態が長く続いた記憶です.
本特集では初学者向けの入門的記事から多様な数学分野にて層が活躍する様子を,第一線で研究されている先生方が解説しています.魅力溢れる層の理論を存分に楽しめると同時に,「層の正体」を掴む一助になると思います.



数理科学2025年4月号
《多様体》の探求
キーワードから“幾何学的直観”を掴む

私は多様体と聞くと暗に滑らかで「きれいな」空間を思い浮かべる(絵として描くのは種数2の閉曲面)のですが,人によって多様体に抱くイメージは文字通り多様だと思います.本特集を読めば,そのイメージがより鮮明になり深みを帯びること間違いなしです.
また,個人的に多様体の話題の中で特に目を惹かれるのが「次元による個性」で,4次元が他の次元とは大きく異なる様相を呈するのがとても不思議で面白いです.






数理科学2024年11月号
拡がりゆく圏論
数理科学の共通言語として

私が圏論の一端に初めて触れたのはホモロジー代数を勉強していたときでした.可換図式や完全系列で攻めていく証明スタイルがとても楽しく,普遍性という機能で様々な数学概念が統一的にスッキリと記述できることは驚きと感動でした.
本特集では圏論を学んだ先に拡がるディープな世界を,多様な分野の先生方が解説しています.圏論が圏論以外のところで大活躍する様子が気になる読者の方,必見です!また,特集おとりまとめの谷村省吾先生による,とてもわかりやすい入門記事もありますので,初学者の方もぜひ本特集で圏論へ入門してはいかがでしょうか.可換図式と普遍性が織り成す魅惑の世界がそこには拡がっています.
個人的には原稿を読んでいて「圏化」というキーワードが気になりました.いつかKhovanovホモロジーをきちんと勉強してみようと思います.

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数理科学2024年8月号
不動点の世界
動かぬ点がもたらす多彩な数理の描像
写像fの不動点とはf(x)=xとなるようなxのことであり,読んで字の如く「動かない点」です.シンプルな定義ですが,この不動点にまつわる興味深い話題は枚挙にいとまがなく,特に不動点の存在性に言及する「不動点定理」は数理科学のあらゆる領域で大きな役割を果たしています.
数ある不動点定理の中で最も有名なものといえばブラウワーの不動点定理かと思いますが,その一般化であるレフシェッツの不動点定理(の拡張)は,私の修士時代の主テーマということもあり,本特集の企画・編集は大変に思い出深いものがありました.
不動点定理の魅力は「ステートメントの簡明さ」と「応用範囲の広さ」だと思います.シンプルだけどとても奥深い,そんな不動点の世界があなたを待っています.
数理科学2023年6月号
トポロジカルデータ解析の拡が
データの「かたち」を捉える
トポロジーを学んでいる学生さんならトポロジカルデータ解析(TDA)の名前を最近はよく耳にするのではないでしょうか.このTDAの中で中心的役割を担う“パーシステントホモロジー”がとてもアツいです!ホモロジーの技法を用いてデータの連結成分やリング構造といった「かたち」の情報を抽出し解析する発想がとても面白く,トポロジーの応用幅の広さと深さに驚かされました.また,パーシステントホモロジーは純粋数学としても豊かなトピックに溢れ,個人的には箙の表現論との絡みがとても面白いです.
応用トポロジーに興味関心のある読者の方に大変おすすめの特集号となっています.



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SGCライブラリ196
圏論的ホモトピー論への誘い
空間の代数的モデルへの探求

代数トポロジーにおいてホモロジー論と双璧をなすホモトピー論の圏論的視点による解説書で,私の恩師の師匠の著なので思い入れがあります.私が学生の頃にこの本と出会っていたら,「日本語でモデル圏の理論が学べるなんて……」と感涙していたでしょう.
一般にホモトピー群の計算はホモロジー群よりもずっと難しく,球面のような単純な空間でさえその計算はとても複雑なのが興味深いです.それだけホモトピーには意味のある深い情報=空間の本質が内包されているのかなと思います.代数トポロジーに興味関心のある方,モデル圏に入門したい方,可換図式の議論が三度の飯より大好きな方,必読です!


SGCライブラリ163
例題形式で探求する集合・位相
連続写像の織りなすトポロジーの世界

「集合・位相」は数学系の学部では「線形代数」「微分積分」と並ぶ基礎科目ですが,最も抽象度が高く苦手に感じる学生さんもいるのではないでしょうか?
集合・位相はいろいろな具体例や問題,反例に触れて「抽象と具体を結び付ける訓練」を経て,理論を自分の血肉にすることが肝要だと思います.例題形式で記述されている本書を読破すれば,進んだ数学書を読む基礎体力が確実に身に付くはずです.
また,本書は幾何学的群論や逆極限など発展的トピックも随所で扱っているのも魅力的です.みなさんも本書でトポロジーの世界に入門してはいかがでしょうか.
ちなみに私は位相空間論が楽しくて数学が好きになりました.推しの空間(のクラス)はENRです.

ライブラリ数理・情報系の数学講義  2
線形代数講義

私は線形代数の心をこの本で学びました.金子先生の語り口で物語調に書かれていて,抽象的なベクトル空間の議論や,その中の定義・定理の本質的意味合いも言葉としてスッと頭の中に入ってきます.線形代数をディープに学びつつ,読み物としても楽しめる貴重な数学書だと思います.
初学者におすすめなのはもちろん,線形代数を一通り学んだ人でもいろいろと再発見があると思います.






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   三度の飯より数学が好き!      

 
これも俺の推し本!

ぜひコメントとあわせてご参照下さいませ

数理科学2024年9月号
位相的K理論をめぐって
数理科学を横断するその技法に迫る

位相的K理論に興味があるけど,何から勉強したらよいかわからず彷徨っているトポロジストの方,必読です!


数理科学2023年8月号
微分形式で書く・考える

空間に現れる現象を記述する言語

ド・ラームコホモロジーで登場する概念という印象が強かった微分形式が,実に多様な数理分野で活躍していることに驚かされました.
微積分と線形代数を一通り学習した後の次のステップにぜひおすすめです! 

数理科学2022年6月号
集合・位相の考え方
数学の基礎をなす概念
“コンパクト”や“選択公理”といったワードにビビッときたあなた,本特集で集合論・位相空間論の深遠な世界を覗いてみませんか.


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数理科学2021年10月号
線形代数の考え方
数理科学の姿を探るための言葉と方法
関口英子先生の記事「線型代数と群」にとても感銘を受けました.
線形代数を学び始めの学部1~2年生や,学び直したい方(特に社会人の方)に大変おすすめの特集になっています.
数理科学2020年12月号
トポロジー的思考法のすすめ
位相的性質の考え方を楽しむ
少しでもトポロジーに興味のある方はまずこちらの特集がおすすめです.
研究室選びや将来の指針のヒントになるかもしれません.
 
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NEW

東大生協駒場書籍部で
「俺の推し本」を展開中です!

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最後に

編集担当者より

数学書や論文を読んでいると,証明の行間がなかなか埋まらず,気がつけば一日かけて数行しか進んでいないということがよくあります.私自身,指導教官とのセミナーでは自分の理解の浅さを思い知らされ,情けない思いをすることも幾度となくありました.数学をやっている時間の大半は,もしかすると苦しい時間なのかもしれません.

それでも,徹底的に自分の頭で考え抜き,論理を組み立て何度も反芻し,手を動かし計算をして,数多の文献を咀嚼して更に思考に没頭した果てに,ふと訪れる「理解」の瞬間.散りばめられた概念たちが渾然一体となるあの感覚は,筆舌に尽くしがたい爽快さをもたらします.

これから数学の道へ進もうとしている方,今まさに格闘している方,あるいは数学に少し疲れた方も,ぜひ一度本誌の特集を開いてみてください.第一線で活躍されている先生方の解説は「このような捉え方があったのか」「こんな面白い世界があったのか」という発見の連鎖を,きっとあなたに届けてくれるはずです.
本誌があなたの数学ライフに豊かな彩りを添える存在となれば幸いです.

月刊誌「数理科学」とは

 
自然科学と社会科学はいまどこまで研究開発されているか,なにを目指そうとしているか,つねに科学の最前線を明らかにし,大学と企業で注目を浴びている科学雑誌です
<数理科学>は,数理に関するあらゆるテーマを,特集のなかに取り込もうとしています.
しかし,このなかには数理科学的にはまだ確立されていない未開拓の分野が相当に含まれております.
これを恐れずに,未来的課題として古くて新しい問題を,今後も特集してゆこうと志しています.

毎月20日発売・定価1,049円(本体954円)
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月刊誌「数理科学」はお得な定期購読がおすすめです

お得な定期購読料
1年間(12冊):11,000円
半年間(6冊)  :  5,500円
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「数理科学」のバックナンバーを常備していただいております

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